世間では「保育園の先生」などと呼ばれることもあるが
学校教育法に定めるところの教師(
教員)ではなく、先生はあくまで通称であり、厚生労働省による福祉の国家資格の一つである。一方、「
幼稚園の先生」は正式には
幼稚園教諭と言い(学校教育法81条第4項)などにより(教員)と定められている。
保育所に入所することを希望しながらも、種々の理由により入所できない
待機児童が約2万人いる。そのため政府・地方自治体は
待機児童の解消の施策により保育所等の増設を進めており、保育士の求人率は他業種と比べ比較的高いが、
非常勤、
アルバイトなど、
非正規雇用である場合が増えているが正規職員と同等の働きを要求されながら、不安定な就労条件になることもあり、改善が望まれている。
「保母」に対しては「保母さん」という敬称や呼びかけを用いるのが普通であったが、男性に対して「保母さん」はふさわしい呼び名ではないとの考えから、俗称として「
保父(ほふ)」という言葉がつくられ、「保父さん」という呼び名が用いられた(似たような名称の過程をたどったものに、
看護婦と
看護士の例などがある)。しかし、あくまでも正式な名称は「保母」であるため公式文書の職業欄には正式名称である「保母」と記入しなければならず、男性の保育業務従事者には不満であった。
総務省行政監察局(当時)の行政相談に意見が寄せられ、これを契機に名称の見直しがなされ、
1999年4月1日、
男女雇用機会均等法の大幅な改正と同時に、同日の児童福祉法施行令施行により、「女性の仕事」という考えが改められ、「
保育士」という新たな資格名となった。